2007/01/26 農家のお母さんの手わざ(その4−伊藤悦子さんの明けがらす)
日本大学の川手督也助教授から、岩手県八幡平市で酪農を営んでおられる伊藤悦子さんお手製の「明けがらす」と言うお菓子をいただきました。 「明けがらす」は、岩手県などに伝わる伝統的なお菓子で、餅粉にくるみ、ごま、さらに地域によっては干し柿を入れたりして作るものだそうです。 早速頂いてみると、生地のもっちり、ふわっとした食感とふんだんに入ったくるみとごまの香ばしさが口いっぱいに広がったと思ったら、干し柿の甘みがプチッと出てきたりして、思わず目が丸くなる、やみつきになりそうな味でした。また、かるく炙るとくるみとごまの香りがさらに引き立ち、表面がかりっとなり、別の味わいが楽しめました。 改めて、地方に伝わるお菓子の幅広さを知ると同時に、農家のお母さんのホームメード(手わざ)の素晴らしさと重要性を痛感しました。それは、西洋菓子とも和菓子とも違う「達人」の世界だと思います。
|