長崎県長崎市生まれ。地元にある活水女子短期大学を卒業し、京都で料理研究家に師事した後、大阪のホテルで製菓を担当。
その後、欧米に武者修行に赴き、各地の個性的な家庭料理の取材・研究を経て、郷里の長崎で料理教室を開催。
　この間、数々のコンテストで賞を受賞。
1999年（H11年）より横浜に活動の拠点を移し、料理教室のほか、料理イベント、セミナーなどのコーディネートを手がける。また、キッチン・キーピングをはじめとして、日常生活における食のあり方の研究をはじめる。
　同じ時期、料理に関する出版に携わるプロデューサー水谷和生氏と出会い、「キッチンライフの基本とコツ」をまとめる。その後、料理に関する著書や雑誌を手がけるようになる。
　また、イタリアで創設され、世界的な規模で展開されているスローフード運動と出会い、「食卓の向こう側」である農業や林業、漁業や食文化の地域性・多様性を守ることの大切さを実感する。
　さらに2003年（H15年）、郷里の長崎で多品目多品種の野菜を無農薬で生産する農家とめぐりあい、親交を深める中で、「食や農の事情」を伝えつつ、食材の力を引き出す料理法に基づく独自の料理教室＝“KY-キッチン”を主宰。また、生産と消費のつなぎ手として、社会的貢献を果たすための様々な活動に従事する。