2005/09/08 ごめんなさい!
「変てこな野菜」でツルクビカボチャが最近お店でちょくちょく扱われてきてるような記述をしました。しかし、伝統野菜や地方野菜に詳しい友人の研究者の方に話を聞いたところ、最近出回っている西洋種でなくて和種の伝統的な品種で、九州の方で一部の農家が自給用に栽培している程度。市場には出回っていないのではないか、もしかしたら一部の産直店(産地直売店)などで扱っているかも知れないが、と言うことでした。あわててカボチャを頂いた生産者の岩崎政利さんに確かめたところ、友人の研究者の言うとおりでした。たまたまよく利用するデパートの青果売り場などで、飾り用としてよく見かけるので勘違いしました。この場を借りましてお詫び申し上げます。
このカボチャは、最盛期は9月から10月で、栽培中の様子がまるで鶴の首のように見えることから「鶴首カボチャ」と呼ばれているそうです。形状でも分るようにとても個性豊かな野菜であり、岩崎さんによると、この個性を最大限に生かして作り上げるには、自然農法が理想との事。生命力にあふれており、それだけに扱いにくく、味ののりが難しいそうです。自然農法を手がける生産者にとっては貴重な品種だそうです。
【写真:素揚げにした鶴首カボチャ】
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