料理研究家、黒川陽子。「KY-キッチン」主宰。キッチンライフの基本を含む食のあり方を研究。
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2007/06/06
農家のお母さんの手わざ(その8−もちきびかりんとう)

 以前、長崎県雲仙市のJA島原雲仙守山女性部加工場が平成18年度食アメニティ・コンテストで優秀賞(農林水産大臣賞)を受賞された話を書きましたが、優秀賞は3つのグループに授与され、先日行った粟国島の粟国農漁村生活研究会のお母さん方も、受賞グループの1つでした。受賞した「もちきびかりんとう」は粟国島のもちきびを混ぜたかりんとうに黒砂糖をからめたもので、歯ごたえがあり、素朴な味がします。
 訪ねた時、ちょうどかりんとう作りをしており、一度に12キロの粉を手でこねていくそうで、かなりの重労働だと言っていました。本来だったら、機械でこねるのだろうけど、かりんとうを見て味わいを感じたのは、やはり最初から最後まで全て、手作りだからでしょうか。かりんとうを食べるときにそのお母さん方の作業の様子が浮かび、懐かしくなります。わずかな時間の粟国島滞在でしたが、見聞きしたことは、とても意味深いものとなりました。

【写真:粟国農漁村生活研究会のお母さん方】

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