2007/11/21 農家のお母さんの手わざ(その9−柿)
飯坂の果樹農家の安斉さんが作る通称安斉柿(勝手に名づけてしまいました)は、渋柿を焼酎で拭いてそのまま密封してしばらく置いておくと甘くなるという、とても美味しい柿です。見た目が四角で種がないのが特徴。山形県鶴岡市では庄内柿として有名です。昔の人の生活の知恵でしょうか、アルコールで渋が抜けるということをどうやって発見したのか・・・。家に渋柿があったという友達は、小さい頃柿が取れる頃になると 風呂桶に柿を沢山並べて一度に大量に作っていたので、その時期は銭湯通いだったと話してくれました。最近では、商品となって何でも店頭に並んでいる時代。生活の知恵から生まれたものが果たしでどのくらい伝わっているのか、不安になる今日この頃です。 ちなみに、イタリアにも柿はあるのですが日本のように固い状態で食べるのではなく、 グジャグジャに柔らかくなったものを半分に切ってスプーンですくって食べるようです。お国柄が違うと同じ食べ物でも食べ方が違ってくるようです。 |