2006/09/02 生シラス
ネオナータはイタリアで生しらすのことだそうです。イタリアはカラブリアの食材で、生シラスを塩漬けにして唐辛子と混ぜたローザ・デ・マリーナ(海のバラ)という粋な名前のものがあります。これは、調味料的感覚で使ったり、カナッペに使用したりして、使い方に幅のある食材なのですが、捕ったばかりのシラスで作らないと、溶け出して形がなくなり、色が汚くなるそうです。常、日頃から生シラスが手に入ったら是非、作ってみたいと思っていたにも関わらず、先日、捕りたての生きたシラスを目の前にしたら、加工するなんてもったいないとの気持ちが先立って、不覚にも、生で食べてしまいました。 透き通って、目が青く、プチプチして甘くて、絶叫!魚屋さんに並ぶ前の世界ってあるのですね。釣り人とも違う世界だと思います。今の不幸は、おすし屋にも行く気になれないこと。通常は、これを塩水で茹でて、乾燥させて煮干にするそうです。 『写真:ごってりある生シラス』 |