2006/11/13 世田谷農業祭
この時期になると”秋の収穫祭”ということで、いろいろなところで食や農に関するイベントが開催されているようです。 先日、世田谷公園で開催された、世田谷農業祭に行って来ました。都会の中で農業?と疑問に思われるかも知れませんが、大都市でも、東京の練馬区や世田谷区、神奈川県の横浜市などは、野菜や果樹、花の生産を中心として収益性の高い農業が営まれています。こうした地域では、幹線道路のわき道に入って少し歩くと、意外と簡単に露地の野菜畑が見つかると思います。大都市の農家は、1ヘクタール〜3ヘクタールの畑に多品目の野菜などを生産しており、輪作が可能なことや周りの環境に配慮する必要から、農薬散布も相対的に少ないそうです。何より鮮度が良い野菜を生産者個人や共同の直売所から購入できるのがうれしいです。 世田谷農業祭では、さまざまな野菜の品評会が行われており、生産者の方々による野菜の自信作が展示されていました。入選作には、札がつけられていました。あらためて、野菜ってとても美しいのだと気づかされると同時に、同じ種類の野菜でも、形や色が微妙に違うことをよく理解することができました。なお、生産者の方はいらしゃらなかったようでしたが、もしいらっしゃたならば、いろいろお話が伺えてさらによかったと思いました。 展示された野菜は、最終的には一斉に販売されましたが、来場者は目をつけていた野菜を目指して、販売されるだいぶ前から会場前に列をなしていました。 私は、品評会で第1位に輝いたダイコン(大蔵ダイコン)とキャベツ、葉付きのニンジンを手に入れることができました。いずれも、その美しさにひかれて購入したのですが、食べてもとてもおいしかったです。
【写真:野菜の品評会会場内】 |