2008/10/26 トリノだより(その5) ー強い見方アレキサンドロー
私達のブースに、国際本部からのボランティアー要員として、日本語が少し出来る好青年アレキサンドロが5日間ブースに張り付いてくれました。彼はとても誠実で、最終日までには雲仙こぶ高菜について私達以上にイタリア語、ロシア語、英語で説明してくれるまでになりました。食のイベントなのに時間がなく、割り与えられた食事を取ることもなく何故か飢えていしまうという異常事態を回避してくれた、言葉が出来ないブース人にとっては、アンジェロ(天使)的存在の人でした。朝11時から夜11までの間、休むことなく、誰よりも早く来て遅く帰るという、こんな人この世の中にまだ存在するの?もしかして、これがslowfoodカラー?と思うぐらい、よくよく接するとslowfood に関わるボランティアの人たちは誠実な人達が多かったというのが印象した。ただひとつ心配だったのは、初日会った頃より彼が痩せていき、頭のとさかが日ごとに高くなっていくことでした。 最終日に岩崎さんがポケット入れて、連れて帰りたいと言っていたのが印象的でした。 いつの日か、彼が雲仙の地で写真に収まっている姿が創造されます。
【写真:アレキサンドロ中央】 |