2008/10/26 トリノだより(その6) ーアルバの日本人レストラン経営者ー
ブースに入ると、よく種を持っているのかと尋ねられました。これはとてもデリケートな問題で、生産者の方たちにとって種は売買の対象ではないと聞かされていました。 そんな中、今回プレシディオ入りした雲仙こぶ高菜は、日本から来たということもあり魅力的な存在だったかも知れません。アルバでレストランを経営している吉澤あおぎさんと知り合いました。吉澤さんの素晴らしさは、レストランで自家菜園を持っていてシェフを筆頭にスタッフ全員で畑を耕しておられるところです。後に吉澤さんのレストランのシェフが来てしげしげと雲仙こぶ高菜の資料を見て、色々な質問をされてきました。生産者の方にとっては、興味を持って質問をされるということはとても嬉しいことだそうです。Slowfoodの目的は、世界的規模のネットワークの構築にあります。その意味では、今回はとても成果があったと思えます。ただ言葉の壁を除いては・・・・それをカバー出来るのは、やはり気持ちだということを切に思った出来事でした。 吉澤さんのレストラン「BANDINI」のHP http://ristorantegbandini.blogspot.com 【写真:吉澤あおぎさん、マネージャー、シェフ】
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