2008/10/27 トリノだより(その7) ー青年農業者ー
今回の参加者に青年農業者の代表2名がいました。彼らは、雲仙こぶ高菜再生プロジェクトの要とも言うべき存在です。イタリアに行くのは初めてという彼らですが、持ち前の個性とセンスでブースに立ち、イタリア語はわからないと言いつつも何故か人がニコニコしながら集まって来るという、不思議な現象が起こりました。彼らを見ていると言葉はもしかして必要ない?と思ったりもしました。ある家族が来て、ご主人がどうしても奥さんに雲仙こぶ高菜の苗をプレゼントしたいので、分けて欲しいと言われました。周りにいた人はむやみにあげる物ではないと反対。しかし彼らは望んでいる人にあげた方が有意義だと言い、あげる事に。するとそのご主人に寄付だと言い10ユーロを差し出され、とんでもないと言うことで、漬物で返しすと、とても嬉しそうにして帰られていました。このようなやり取りってほとんど忘れさられていたような・・・ 殺伐とした世の中とされながらも、まだまだ残る温かみのある出来事でした。 |