2012/07/23 食育・味覚教室(1) ―ながさき味覚教室/趣旨―
この度、食に対する味覚や言葉の表現に危機感を覚える有志達により、「ながさき味覚教室」が誕生しました。 近年において、化学調味料やその他の食品添加物などの影響から味覚障害が問題になっていながらも、味覚についてあまり重要視されず、食育においても農漁業体験や料理教室は行われても味を表現する世界はほとんど取り上げられていません。 味覚教育とは、舌を鍛えることで味の違いが認識できるようになり、感覚や表現力を豊かにし、食に対する感覚をとぎすますことで、五感(視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚)でもって食を感じ、味覚が目覚めることにより情感・知性を育む教育と言われています。ながさき味覚教室では、受講者が県や地域の食材を通じて、舌を鍛え、味を言葉で表現し、長崎の食材について知り、語れるようになることを目指し展開したいと考えます。 食への興味は、コミュニケーション能力の向上につながります。 味覚教育のメソッドには、フランス版、イタリア版とありますが、「ながさき味覚教室」では、学習院女子大学フードコンシャスネス実行委員会より発信されている、日本人の味覚を考慮したメソッド「フードコンシャスネス」を取り入れています。
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