2013/04/14 GEMS in学習院女子大学 その4 ー イカの解体 Aー
今までにこんなにマジマジとイカの比較をしたことがあったかと思うと、いろんな物を見過ごしてきたような気になりました。イカの種類は分かっていても構造までは調べたことなかったし、二つのイカをみると頭や足の大きさ、長さの違い、目の状態など様々な発見がありました。イカの目玉に膜があることなんて気にも止めなかったし、容姿で種類の違いを覚えていただけで、そのイカ達の生息している環境まで考えたことなかったのですが、容姿が環境を語っていると分かった時に今更ながら全てに理由があると認識しました。本当に今更ですが・・・今回イカの生態について知ったとき、イカがとても愛おしく思えましたし、解剖して卵を見た時にこれからの命を淘汰していることを意識しました。不思議です。包丁をもって調理している時は全然感じなかったのですが、解剖というシチュエーションになるとそう感じました。と同時に、これからは食材をこれまで以上に丁寧に扱い、今まで捨てていた内蔵や部位など全てを使うような調理を心掛けなければならないと思いました。今回のことを通じて、本当の料理上手とは、食材を捨てることなく全てを使いきることができることをいうのだと思いました。 |